初めてのハーフマラソン~中編~

初ハーフで選んだのはハイテクハーフマラソン

su-zu-run.hatenablog.com

 プレミアム専用のテントにドキドキしながら向かうが、初心者ボッチのコミュ障にはなかなかハードルの高い?空間だった(笑)

常連さん?団体さん?

そっと入ると既にたくさんの人で賑わっているテント。「明けましておめでとうございます!」「今年もよろしくー!」「元気でしたー?」とワイワイ盛り上がる集団があちこちにいる。暖房の前も団体さんの輪が出来ており、まずは座れる椅子はどこだろうかとオドオド探す。

聞こえてくる会話から、毎年ハイテクハーフに出ているのだな、と思われる様子の方々もあり、「プレミアム、自分のような初心者ボッチは場違いなのかな」と隅っこで小さくなって過ごした(笑)

お菓子や飲み物も充実していたが、とてもじゃないが走る直前に食べる気持ちにはなれない。暖房は何故かコンセントが刺されていないものが2台ほどあり、その周りはやや寒いのだが、暖かい方は集団がいるのでちょっぴり寒いなと思いつつひたすら携帯をいじる。

第1ウェーブがスタート

ステージの真裏にプレミアムのブースがあったため、3kmの部やペアの部などの様子はアナウンスがよく聞こえ、概ね予定通りにスタートやゴールをしているようだった。

そうこうしているうちに、プレミアムのテント内も慌ただしくなり、皆さん次々と外に出ていく。ウェーブごとにゼッケンの色が違うのだが、どうやら殆どの人が第1ウェーブで走るようだった。

私の他に2,3人ほど、第2ウェーブらしき人の姿があるだけで、すっかり人のいなくなったテントで。少し気持ちが楽になり、誰もいなくなった暖房の前にいそいそと移動。手先や足先はホッカイロで温めていても、冷える方が早く、暖房に手足を伸ばして温めた。うーん、プレミアムにしてよかった!

トイレも既に誰もいないので、特にストレスなく終え、外に出ると一般のトイレは長蛇の列。ここでも、プレミアムにしてよかったな!と改めて思う。少しアップをしようかなと思うも、暖房前でのんびりしすぎたか、既に整列開始の様子があり、軽いストレッチのみで整列することとなった。

長い長い一人旅

いよいよ、第2ウェーブのスタート。すぐ脇の観覧位置まで来てくれた知人に手を振りつつ、「落ち着いていこう」と自分に言い聞かせる。全体の目標は平均してキロ6分ペース。ネックはどうしても普段からもトイレが近いせいか、トイレは間違いなく行くことになりそうなので、そこでタイムロスがあること。

あまり飛ばしすぎても終盤に響きそうだが、キロ5分45秒前後くらいまでなら大丈夫かな、と、元気な前半に少しだけ稼いでおく気持ちで入った。

川内杯の時もそうだったが、河川敷は景色が単調だったり、沿道の人がいない寂しさがある。1kmごとくらいにポツと沿道に人影もあるが、ランニングクラブの旗などを持っていたり、家族や友人の応援だったりするようで、「あー!〇〇さんー!」というやり取りが聞こえると、かえって自分の独りぼっちな気持ちが際立って孤独を感じた。

つづく

su-zu-run.hatenablog.com