なぜフルマラソン?

初の30kmを終えて。

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 率直な感想は「なんで私はフルマラソンを走るんだろう」「フルマラソン、やっぱりやめておこうかな」だった。

楽しさはそこにあるのか

たぶん、今、最も楽しく走れるのは5kmから10kmだ。

5kmは日々のランで最も走り慣れているし、5kmも10kmもタイムが日に日によくなっている楽しさがある時期だからだろう。

10kmに関しては、大会と出場者の運次第では、入賞も全く無理なわけではない、という経験をしたもんだから、そりゃぁ楽しい。

苦しい時間だって、せいぜい30分から1時間以内であれば、まぁ頑張れる。

でも、ハーフや30kmは、ひたすら辛さとの戦いな上に、長い。辛い時間が長すぎるのだ。

長距離を走る目的は何だろうか

30km走の間ずっと浮かんでは消えた思いは「なぜこの距離を選んだんだろう。10kmならもうとっくに終わっているのに。」「そもそも、何のために3時間も走り続けるんだろう。」だった。

まだいい。30km走のなぜ?には「フルマラソンの練習のために」という答えが存在したから。ただ、そうなると今度は「なぜフルマラソン=42.195kmを走るのか」となる。こちらは答えに困ってしまうのだ。

そもそもフルマラソンに出なければ、30km走もしなくていいのだ。こんな苦しくて痛い思いをしなくていいのだ。なのに!なぜ!私は!フルマラソンを目指しているのだ!何で長距離を走ろうとしているんだ!?と、自分に問いただすが、30kmを走る間に、答えは見つからなかった。

そもそもなぜ4月にフルマラソン

昨年末のランニングを始めてまだ2,3ヶ月の私。

ランニングって楽しいな!大会に出てみたいな!というふわっとした思いの中で「どうせなら、フルマラソンを目指したいかな!」という、これまたふわっとしたイメージでフルマラソンを捉えていた。

当初はフルはランニング開始から1年くらい(=9月頃)に目指そうかな!と思っていたものの、【ゆっくりなら初心者でも完走できる】の声に揺らぎ、知人のフル完走に刺激され、やっぱり少しでも早く挑戦してみたい!となった結果が4月。

長く走ったことが無い時期ゆえの無鉄砲さだろうか・・・未経験者の判断とは末恐ろしいものである。もし1回でもハーフを走ったあとにエントリーを検討していたら、間違いなく半年以内にはエントリーしなかっただろう。

矛盾する思い

こうやって振り返ると、「え、じゃあノリと勢いと雰囲気で決めたフルマラソン、楽しくなくて辛いだけなら、やめておけばいいのでは?」という結論になる。

だが同時に。サブ4を目指したい、ナンなら何年後かにはサブ3.5も目指したい。という思いもあるのだ。(はい、今ここ読んで笑った人、正解。)

自分でも何を言ってるんだと思う。フルマラソン未経験どころか、30kmでひいこら言って途中も歩いている人間が、サブ4?サブ3.5?頭おかしいんじゃないのかと。思いますよ。

でも、頑張ったら出来るような気がするんだもん。

いつかね。

で、そのいつかの時に、これを振り返って読んで思うわけだ。

あぁこんな時期もあったな。この頃はこのくらいでヒーヒー言ってたのか。

でもこの時期に頑張ったから、今、こうして走れるんだもんな、頑張ってよかったな。

そう、思いたいから。

だから、きっと、今が辛くても走るんだろうなと。

ドMなのかな。

ということで、30km走ってみて、ちょっぴりフルマラソンに後ろ向きになりかけたものの、またコツコツ頑張ろうと思うのであった。

頑張ります。