誕生日の前日10km~中編~

調子がいい!と思いながら走り出した三郷シティハーフマラソンの10km部門。

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 後述するが、後半で距離が大会とガーミンで合わなくなったので、距離の誤差はある可能性が高いが、前半はキロ5分前後のペースで快調に走っていた。

沿道の声援が嬉しい

快調にといっても、キロ5分前後のペースは私にはまだまだ苦しいレベル。しんどいなぁという気持ちはもちろん沸々と湧き上がるわけだが、今回の大会は市内を駆け抜けるため、沿道に地元住民や地元企業の方が出てきてくれていた。

知り合いを探している感じの方もいたが、大会全体を応援してくれている人も多く「頑張って!」とずっと声をかけてもらい、嬉しくなって思わず笑顔になる場面が多々。

これまでのランでは走っている途中はひたすら苦行のような気持ちで、苦しさと孤独との戦いだったので、真横でこうして声援をずっともらえるのがこんなにも嬉しく、励みになるのかと驚いたし、ありがたかった。

苦しい、しんどい、と思いつつも、家の中から窓越しに見ている赤ちゃんとお母さんだとか、子供が掲げてくれているプラカードの手書きの文字や絵を見たりとか、そういう余裕が自分にあったことも驚きだった。

谷川真理さん

とはいえ、やはり自分の中ではなかなかのハイペースで5kmも来ると、ちょっぴりしんどさが勝り始める。前半もう少し抑えてもよかったかなぁ・・・などと思い始めた頃に、後ろから「はい!いくよー!」と元気な声が。

ぱっと振り向くと、ゲストランナーの谷川真理さんが追い付いてきていた。恐らく最後尾から皆を抜きつつ、激励しながら走っているのだろう。

ちょっぴり並走のようになったので、せっかくなら、この並走を少しでも維持してみたい!とついていってみる。うーん、速い!でも谷川さんは軽やかに余裕の走り(当然だ)

あーすごいなぁと思いつつ、徐々に遅れ始め、背中を見て少しでも食らいつきたいと思った時、そよ風が。いい匂い!谷川真理さん、いい匂い!(私が男だったら変態のような感想である。いや、女同士でも結構キモイ感想かもしれない。)

ぜーぜー汗だくでも全く食らいつけていないのに、いい匂いをさせながらタッタッタッタッと軽快に走って少しずつ小さくなる背中。はーすごいなーでも頑張ろう。なんて思いつつ手元を確認。キロ4分45秒ペースで走っていた。

給水と上り坂

谷川真理さんに感動しつつ、ペースを上げすぎてしまったなと反省。少し落とそうとするが、住宅街に入って道幅が少し狭まったこともあり、コンスタントに人が連なっている状況で、なかなか走る位置の調整が難しかった。

更に給水のあたりでやや混雑があり、避けようと前に出てキロ5分を切る状況が続いてしまったところに、上り坂。距離は短く、すぐ下ったものの、心拍が乱れ息苦しくなる。

ここから苦しい苦しいが強まっての後半戦となるのであった。

続く

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